ムーブメントトレーニング

ムーブメントトレーニング

[アクティベーションタイム /プライオメトリクストレーニング
 /MOVE SPEEDBIGINNING MOVEMENT /コア・パフォーマンス
スピードトレーニングクイックネストレーニング
プライオメトリクストレーニング]

ムーブメントトレーニングとは?

様々なスピード、アジリティトレーニングなどのワークアウトを行うにあたって、まず行わなければならないのはこれらのムーブメント
(動作)を構成する基本的動作の理解と習得をすることです。
この習得には必要な要素を段階的に実施することが重要で、競技動作を真似た動作を常にトレーニングするのではなく、その根幹をつかさどるより非常に単純な動作の基本を正しく行える難易度のレベルで習得し、それが習得できた上で、基礎的な動作を利用した複雑な動作を習得してゆく必要があります。

「脳」が「身体」を完全に「支配」(コントロール)すること、これがムーブメントトレーニングです。

ムーブメントトレーニング構図

図の三角形の頂点を選手の「ピークパフォーマンス」とすれば、この頂点をより高くするために毎日トレーニングを行うはずです。
しかし、頂点を高くするためには土台となる
「Basic Physical Strength」(基礎体力)をより大きくし、
その上にある「Movement Training」(ムーブメントトレーニング)を行うことにより頂点(ピークパフォーマンス)は確実に向上します。

[ ↑PAGE TOP ]

ムーブメントトレーニングの内容

1) アクティベーションタイム

いわゆる「ウォームアップ」と言われるものです。

ウォーム=温める アップ=上昇
「身体を温める」「筋温を上げる」というだけの目的で行われている従来のアップを見直し、世界のトップスポーツで導入されているシステムをいち早く取り入れたプログラムです。

「これから試合!」「これから練習!」といった場面で、アクティブに動いていけるように身体だけでなく、脳や神経系に関しても「起動する」という意味があります。

これまで1時間近くかけてきたアップはこのアクティベーションタイムによって、10〜20分という短時間でより効率的な「起動」を獲得することができます。

2) プライオメトリクストレーニング

プライオメトリクス=身体が地面に触れた瞬間にエキセントリックに筋肉が収縮し、地面から離れる瞬間にコンセントリックに収縮する。エキセントリックを強制的に行なうことにより、速筋性のモーターユニットを優先的に多く動員させることができる。
このトレーニング効果により、筋繊維の収縮速度が高まり爆発的パワーの獲得に繋がる

3) ムーブメントインテグレーション 〜MOVE SPEED〜

各競技、各局面、多方向、多動作に合ったスピード能力向上と効率化をはかります。

スムーズな重心移動を獲得するための動作習得、モーションスピード(動作速度)向上によって効率的な加速を生むことができます。

「速く走る」ことだけに焦点をあてるのではなく、STOP動作や、サイドへの動きへの対応もこのトレーニングで可能になります。

4) ムーブメントインテグレーション 〜BIGINNING MOVEMENT〜

各競技、各局面、多方向、多動作に合った動き出しと方向転換能力向上及び効率化をはかります。
ケースバイケースで正しい動作選択を行い、無駄を省いた爆発的動き出しを獲得することができます。
また、同時に動作の切り替え、方向の切り替えに対してもスムーズに行うだけではなく、次への加速を生み出すムーブメントを行えます。

5) コア・パフォーマンス

「体幹」呼ばれる部位だけをトレーニングするのではなく、コアストレングスの有効利用を考慮したワークアウトを導入します。
「コアトレーニング」と呼ばれるワークアウトはたくさんあります。

しかし、せっかく向上させたコアを使いこなせるようになるためにはそのワークアウトが必要になります。
このコア・パフォーマンスでは、従来のコアトレーニングではなく、時には重心移動を伴うものも実施します。

[ ↑PAGE TOP ]

スピードトレーニングとは

より速いスピードを創造するために

あらゆるスポーツ選手を速くすることは可能です。トレーニング可能な動きを最高の状態にするだけです。すべての動きは、神経系、バイオメカニクス的、生理学的の3つの要素に基づいています。 これらの3つの要素を可能な限りトレーニングすることで選手自身の可能性を最大限に引き出すことができる。

神経系要素

「スピードトレーニング」の中核です。
スピードトレーニングは神経系の脳に対するトレーニングで、ある動きのために動員された筋繊維の活動レベルを高めようとすることです。

抵抗や補助、視覚的または感覚的なコマンドをトレーニング中に使用することで、任意な動きに必要な運動単位を活性化するように脳に指令を出させることが可能になります。
これを反復することにより再生期に多くの運動単位が獲得されます。
実際には、身体は活動している筋組織とエネルギーの貯蔵が不十分な時のみ発達する。

一度活性化した組織を再活性化させないまま48〜72時間経過すると、その筋組織は萎縮し、必要な時に使えない状態になります。
いつでも使用可能にしておくためには、使用する筋組織に刺激を与えつづけなければなりません。

バイオメカニクス的要素

身体部位または器具を最も効率よく動かすための力学的要素です。
各競技特性のみでなく、基本的動作も含まれる。
たとえば野球のピッチャーが投球動作を上達させるためには、 投球メカニズムを取得し完成させなければなりません。

またまっすぐ走るためには、すべての身体部位を同一方向に動かし、前後左右に振れたりすることのないようにしなければなりません。
このように動作の効率向上の一方で拮抗する動作を最小限におさえなければなりません。

生理学的要素

競技中に適切なエネルギーが得られるようにエネルギー系をワークアウトすることです。
現在行われているトレーニングの中で最も間違ってトレーニングされている要素のひとつです。

競技自体の特性が、有酸素系(持久力系)なのか無酸素系なのかを理解し、トレーニング時に反映させなければなりません。
この生理学的要素を含んだトレーニングによって身体はどの種類のエネルギーを蓄積しなければならないのかを学び、そのエネルギーを試合に向けて準備しておくことができるようになります。

競技特性にあった動き(動作)と時間的要素を考慮しトレーニング実施しなくてはなりません。

[ ↑PAGE TOP ]

クイックネストレーニングとは

視覚・聴覚・触覚などスポーツに密接い関係している「刺激」に反応し、正しい動作選択を行い、効率良く動き出す能力を意味します。

競技中の様々な状況変化に対応し、また適応していくためのトレーニングを実施します。

これには次項の「プライオメトリック」が大きく関係しているために、しっかりとしたトレーニングプログラムが要求されます。

プライオメトリクストレーニングとは

プライオメトリクス=身体が地面に触れた瞬間にエキセントリックに筋肉が収縮し、地面から離れる瞬間にコンセントリックに収縮する。エキセントリックを強制的に行なうことにより、速筋性のモーターユニットを優先的に多く動員させることができる。
このトレーニング効果により、筋繊維の収縮速度が高まり爆発的パワーの獲得に繋がる

プライオメトリクストレーニングの目的・効果

パワー向上 スピード・アジリティ・クイックネス
ジャンプ力の向上
接地時の負荷に対する耐久性の向上
動作効率向上への応用

F(強さ)×S(スピード)=P(パワー)

[ ↑PAGE TOP ]